季節の歩み 第5回 【選択用データを最新のものに更新するには】
 進学先高等学校名の一覧を,最新の見本データで置きかえる方法を紹介します。=2005.12.15=
《目次》
1.見本データ最新版のダウンロード
2.見本データの文字データ表を取り込む
3.「引用文字データ表」更新のまとめ

  
1.見本データ最新版のダウンロード
(1) 志望高等学校名リストを最新版に置き換える手順
学校名データ受け取りの概念図 入力画面で選択する高等学校名一覧を,最新版で更新する手順について説明します。進路先の一覧については,毎年,学校名の変更,科の増設などで変動があります。サイト(www.sugisys.com)では,愛知県版について最新の情報に基づいて更新するよう努めています。「杉システム」利用者の皆様に,最新のデータを利用していただくためには,右図のように,@新しい高等学校名データを利用者のコンピュータにダウンロードし,Aすでに利用している高等学校名データがあれば,書き換えます。以下,その手順を説明します。

 ホームページにある,「『杉』お試し版のダウンロード」によって,見本データ(愛知県の高等学校名リストを含む)も同時にダウンロードできます。ここからは,最新版の実行用システム(お試し版)または見本用データのどちらかか両方を得ることができます。
 そうやって利用者のハードディスクに見本データとして受け取った中から,最新の高等学校名データを学年用データ(フロッピーディスクやMOなど)に取り入れることができます。(右図
 
(2) 見本データの部分に限定して最新データを得るには
見本データの受け取り ダウンロードした"sg1loader.exe"は,exeファイル(実行用)で,実行すると,内蔵したお試し版(期間限定の実行用プログラム)と「見本データ」(データのサンプルとテンプレート=表の外枠の部分や計算式など=を兼ねる)を展開し,実行可能になります。ここでは,見本データの部分だけに限定して展開する方法を示します。
 まず,ダウンロードしたフォルダを開き,sg1loader.exeをダブルクリックすると,右図のダイアログボックスが開きます。図の説明のように,見本データだけにチェックを入れて実行をクリックすれば,所定の見本データ置き場(標準はハードディスクの\Sugid\G9)に見本データが置かれます。
 
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2.見本データの文字データ表を取り込む
(1) 受け側の学年データを開く
受け側のデータを指定 この画面は一例で,現在稼動中の学年データがハードディスクに入っているとします。(これは,実際には危険で,外部から差し込むMO,フロッピーディスクなどの利用を常々推奨させていただいているところです)

 (1つのドライブが複数の学年で使用されている場合)学年を選択します。
 (例)現在の進路指導資料の表を選んでいますが,実際にはどの表を選んでも差し支えありません。
 編集画面にします。
 
(2) 新しい高等学校名データを使用している表を,見本データから
新しい高校名リストを含む見本を選択 新しい高等学校名データを取り入れるには,見本データから,その高等学校名データを使用している表を選びます。

 見本利用ボタンを左クリックします。
 1(2)で新しい見本として取り入れたドライブ(通常あなたのコンピュータのハードディスク)です。左クリックします。
 同じく新しい見本を置いたフォルダです。左クリックします。
 見本データに含まれる数多くの表から,目的とする新しい高等学校名データを使用している表を選び,左クリックします。

 例えば,見本データ中の公立判定用・進路委員会資料という表は,架空の生徒名についての架空の成績と志望高等学校が一覧になっています。そこには,志望高等学校を表示する項目があり,そこに最新の学校名が使用されています。だから,見本として公立判定用・進路委員会資料を選べば,そこで使用されている高等学校名データ自動的にくっついて取り入れられるのです。

 杉システムは,見本データを取り入れるにあたって,そこで使用されている引用文字データ表(高等学校名など)が,稼動中の学年データに既存の引用文字データ表相手に起こる,衝突の可能性のチェックを始めます。「衝突」がなぜ起こるかというと,表内の文字データは,入力時に表示される表の位置を示す数値によって保存されるからです。仮に7番の位置が,これまでは「神里高校」だったのに,新しい選択用文字データ表で「鬼熊高校」になった場合,今まで「神里高校」だった部分がすべて「鬼熊高校」に変わるデータ化けが起こります。稼動中の学年データで,もちろん,まだ高等学校名を入力する前なら,このような問題は起こりません。
 
(3) 文字データ表の衝突チェックから生じる作業
引用文字データ表の更新に伴う処理 見本データの衝突が起こる場合,「見本ディスクの選択用文字データ表〜は〜(稼動中の学年データ)上にあるものと内容が違います。」のメッセージが出ます。
  現在の【〜】のまま…志望高等学校名データは,古いままのものを使います。
  上書き:【〜】を複写…志望高等学校名データを,ダウンロードした最新版で上書きします。
 上書きを選択した場合の処理です。ここで実行を選ぶと,(2)で述べたデータ化けが生じる可能性があります。

 データ化けを避けるには,「関連するデータの内部コードを表記に合わせて変更し,実行」を左クリックします。すると,図の,大きな対応表が表示されます。これは,古い高等学校名を,新しい表では何にするかという対応を完成させる手段です。

10 「自動(少し類似)」をクリックしてみます。すると自動的に,一致するものを新しい高等学校名から探し,見つかればそれをあてはめます。見つからない場合でも,なるべく近い表記のものを探し,必ず割り振ります。(高等学校がイメージアップなどを狙いとして,全く違う名称に変わってしまった場合は発見不可能です。代わりに名前の似ているどこかの高等学校名を割り振るでしょう。)

11 古い高等学校名の変換先として使われなかった高等学校名は,<未使用>の欄にリストされます。10で対応が誤っている場合,「」の左側(古い高等学校名)をクリックして黒抜き表示に変え,続いて<未使用>リストから,正しいものをクリックします。その他のボタンの使い方は,そのボタンを右クリックして個別の解説を見てください。

12 他の引用文字データ表を上書きすると衝突する場合,に戻って繰り返します。
13 すべての衝突チェックが終わり,それ以上表を加工しない場合,終了をクリックします。
14 を選んだ場合,高等学校名データなどの書き換えはこの時点で実行済みです。(稼動中の学年データのすべての表について,文字データを表す内部数値を,対応表を参照して自動的に書き直します。)表示している表自体を稼動中の学年データに追加したい場合は,格納位置を左クリックして「決定」を,表自体は保存しない場合は「中止」を左クリックします。
 
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3.「引用文字データ表」更新のまとめ
(1) 要点の再録
 引用文字データ表(入力用の高等学校名リストなど)の上書きは,編集見本利用で行います。
 引用文字データ表を上書きする場合,既存のデータと内容が衝突がすると,データ化けが起こります。
 データ化けを防ぐために,新旧のデータの対応表を作り,文字データの内部番号を自動的に変換する機能が備わっています。
 
(2) 参考事項
 高等学校名リストなどを,手作業で修正する方法の要点を述べます。入力画面で,修正対象のデータが入力用に表示されているとき,DATAボタンを左クリックします。データの修正後,既存のデータと衝突が起こる場合,やはり対応表作成の画面(2.(3)の図)による変換を行うことによって,データ化けを防ぐことができます。
 
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