季節の歩み 第2回 【杉システムの基本的なしくみ】 |
すでに進路指導資料作成・成績処理など目的別の使い方は過去のシリーズで繰り返し取り上げています。ここでは今後の一層有効な活用をはかるため,一度基本に戻って杉システムの全体的な構成を眺めることにします。 =2005.07.05= |
《目次》 1.表を選択すると,道具箱がでてきます 2.主な画面:入力・計算・並べ替え・編集 3.特別な作業への対応 |
1.表を選択すると,道具箱がでてきます |
(1) 「表を選択する画面がでてこない」場合…
出てきた表示が左図でしたら,「杉システム専用のデータがまだ,どのドライブ上にもありません」を意味しています。それでは,「杉システム専用のデータ」はどうやって用意するのか。そのためには,図の画面で「1」を選択して,使用を開始するようにします。(詳細は「季節の歩み」第1回参照)
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(2) 表を選択する画面
セットしたディスクに含まれる表の一覧が表示されます。(ただし,もしディスクを複数の学年で使用している場合はその前に学年選択のための画面が出ます)
図の一番目の例は,新しいディスクをセットし,最小限のデータ(学級数,在籍数)を設定することにより,使い始めたばかりのディスクです。二番目は,その後さまざまな表を作成した後の状態です。いずれにしても,リスト上のどれかの表の題名の上にマウスカーソルをもっていって左クリックすれば,道具箱が現れ,その表についての処理が開始されます。 ≪参考≫
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(3) 道具箱の出現
この「道具箱」から目的に応じた処理を選択します。表示された道具箱の上でマウスの右ボタンをクリックすると,ボタン上なら,そのボタンについての解説,ボタン上以外なら道具箱全体についての解説がそれぞれ見ることができます。例えば[入力]ボタンクリックにより開く画面を「入力画面」と呼んでいます。以下,主な4つの画面,「入力画面」「計算画面」「並べ替え画面」「編集画面」の概略および関連事項を紹介します。
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2.主な画面:入力・計算・並べ替え・編集 |
(1) 入力画面
表の各セルに数値または文字データを順番に入力できます。(ただし計算・並べ替え・編集の各画面でもセルを右クリックすることによって,個別に入力することができます)表示されている大項目・小項目の記述,列幅も変更できます。(列そのものの作成・削除・移動はできません)氏名欄を左クリックすることによって,氏名の入力や修正ができます。転入による在籍数の増加もこの画面です。
入力結果のファイルへの上書きは,[終了]クリックの時点で自動的に行われます。(このことは計算,並べ替え,編集の各画面でも同じです) |
(2) 計算画面
一連の計算式の作成・編集,実行ができます。[再生]ボタンを右クリックして,[計算式編集画面]を選択します。(また,並べ替え画面から,[強力]→[計算]でも可能です)なお,ある列を対象とする個別の計算もできます。さらにテスト後の学級平均や・学年平均もこの画面で計算([縦の平均]ボタン)します。自動的に学級ごとに区分した形式による印刷もこの画面でできます。
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(3) 並べ替え画面
カーソル位置がある列の値順にデータを並べ替えることが基本です。その順番で印刷できます。また,並べ替えた状態の入力モードに進めます。その他,X軸,Y軸とする列を選ぶことによって,相関を表すグラフが作成できます。 この並べ替え画面で,進路指導用の資料作りに関わる広範な機能がサポートされています。志望校別一覧表の印刷,個別に作成した合否判定基準を使って自動判定する機能などが用意されています。 [強力]モードに入ると,成績・進路関係のさまざまの様式による書類の印刷・計算式の再実行・ブロックを指定してデータの置換ができます。 |
(4) 編集画面
表の形式を定義する画面です。新しい列の加除および交換,列につける項目名の設定および修正ができます。さらに同じディスクまたは他のディスク上の既成の表を形式だけを取り込む[見本利用],他の表を右側に付け加える[併合],列単位でデータの上書きを禁止する[保護]などの機能が用意されています。
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3.特別な作業への対応 |
(1) 道具箱にあるその他のボタン
表移動操作…1(2)で表示する一覧における位置の変更,表の題名の付け直し,他のディスクへの複写などができます。
ユーティリティー・システム…得点分布グラフの印刷などの付属機能や,杉システムの使用モードの設定などが含まれます。 |
(2) 活用のためのヒント:マウスの右ボタンを押してみる
機能ボタンに複数の機能が含まれていたり,特別な条件が設定できたりする場合があります。その内容は,機能ボタンの表記のところでマウスの右ボタンを押すと一時的に一覧(ポップアップウインドウといいます)が表示されます。 また,表の各セルの上でも,右ボタンを押すことによって複写や,データの吸い上げ・再利用などができます。右ボタンによるポップアップウィンドウには,常に最下行に「解説」が表示されていて,詳細な使用法や留意点を見ることができます。 |
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