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  評価評定〜達人を目指す 第2回
 評価評定シリーズ第2回は『win杉』による観点別評価の手順を紹介します。=2004.05.14=
《目次》
『win杉』による観点別評価
サンプルを用いて手順を紹介

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『win杉』による観点別評価
(1) 評価に使用する表の項目
評価用の例 左の例は,定期テストを観点別に得点集計し,その他の評価対象の得点を観点別に合計したものです。定期テスト以外の評価対象データの内訳は他の表に格納され,その合計欄の値だけがここに貼り付けられているものとします。今回は,それぞれの観点の得点を区切りとなる数値に基づいてA,B,Cに換算する操作に絞り,そのもっとも初歩的な操作について具体的に示すことにします。
 その他当然必要な,評価対象の個別的な入力,その項目の追加のしかた,さらにA,B,Cから評定(5段階の数値)に換算していく方法などについては「達人を目指す」シリーズ第3回以後に順に解説を付け加えていく予定です。
 
(2) 今回の解説に使用する表
 『win杉』まだインストールされていない場合は,ホームページ内の体験版ダウンロードから「お試し版」を取得してください。インストールすると,『win杉』本体と同時に今回説明する表を含むサンプルデータも使用できるようになります。
 なおこの表は,基本的な操作練習を目的とするため,あまり難しくない初歩的な評価方法を想定しています。
 
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サンプルを用いて手順を紹介
(1) サンプルを見る
サンプルを選択する 杉システムを起動すると,右図のように,ハードディスク内の『win杉』用データ(のグループ)が表示されます。今回のサンプルは見本データ集または見本データ受信箱に入っています。
 「C:\Sugidのディスクは,次の領域に分割されています」…[見本データ集]を左クリックして選択します。
 下の段の青紫色の部分の表示…[4 評価・評定]をクリックします。目的とする表はここに入っています。
 下の段の青紫色の部分の表示…[1学期評定・理科]をクリック。この表が1(1)の図の表です。
 ※ 2004年5月14日現在のサンプルデータでは,一番右の項目名が「2学期」となっていますが,「1学期」の誤りです。
 道具箱…[並べ替え]をクリック。
 ※ 観点別得点を評価記号A,B,Cに変換するための最も簡便な方法はデータを得点順に並べ替え,該当する位置にA〜Cを埋め込む方法です。次の項で,まずその手順を紹介します。
 
(2) 並べ替え画面でA,B,Cを埋め込む方法
並べ替えと値の埋め込み 「関心・態度」の得点の高い順に並べ替え,現在は38点以上が(評価)ですが,検討の結果37点以上をAとすることにします。
 得点の入った列…列の一番上のセルをを左クリックします。
 整列▼…をクリックします。これはカーソルのある列のデータを降順(上から値の大きい順番)に並べ替えるようにして行を入れ替えるボタンです。
 入力…をクリックします。A〜Cの埋め込むために,入力モードにするボタンです。
 A〜C記入用項目…一番上のセルをクリック。ここが入力位置になります。すでに「A」が入っていますが,仮にまだ空白で何も記入されてないつもりで,この位置に入力する用意です。
 選択用データ…「A」をクリックすれば,選択中のセルに「A」が書き込まれます。
 ボタン…をクリックすると,セル選択位置が下に移動します。
 ボタン…クリックを繰り返す。「関心・態度」は37点までAにするので,37点の範囲まで選択位置を移動させます。
 延長…をクリックします。これで先ほど入力した「A」がセル選択位置まで延長されるわけです。これで「関心・態度」37点までAにする操作が完了しました。続けて「B」「C」について,また他の評価項目について同様に繰り返せば観点別得点→評価記号の処理が完成します。
 
(3) A,B,Cへの変換を計算式によって行う方法
並べ替えと値の埋め込み (2)と同様に「関心・態度」の得点の高い順に並べ替え,現在は38点以上が(評価)ですが,検討の結果37点以上をAとすることにします。計算式を設定することによって行う方法もあります。
 道具箱…[計算]を左クリックします。(2)から道具箱に行くには,[終了]をクリックします。
 再生…を右クリックします。ポップアップメニューが現れます。ここから「計算式再生」と「計算式編集画面」が選択できます。
 計算式編集画面…をクリックします。ここでこの表に設定されている項目間の一連の計算式セットが表示されます。
※ この画面内に,項目名や計算の種類を左ボタンでドラッグしてくると計算式を作ることができることができます。計算式の作成自体については,ここでは解説を省きますが,画面内のいろいろな位置で右ボタンで表示される[解説]を参照することができます。
 定数…ボタンを,式の設定値を修正したい位置までドラッグします(定数ボタン上で左ボタンを押さえ,そのまま指を離さずにマウスを移動させ,目的の位置で指を離す操作)。
【※ ここでは 1学期観点別.関=階級(1学期.意欲,15,38) の式の値「38」ところまでです】
詳しい説明は省きますが,この式中の1538の数値がそれぞれ,Bの範囲の最低点,Aの範囲の最低点を意味します。ですから,境界の値3837に変更するためには,38と書いてあるところまで定数ボタンをドラッグしてきます。
 入力ボックス…が開くので,修正後の値37をキーボードから入れ[Enter]ボタンを押します。これで計算式が修正されました。
 終了ボタン…をクリックして,計算式編集画面を閉じます。次に計算式を実行します。
 再生ボタン…をクリックして,計算式を実行します。
 全自動実行…次に表示される確認ボックスで順に[全自動][実行]をクリックすると一連の計算式を最初から全部実行します。その結果は(2)の並べ替え画面などで確認することができます。計算式を一部だけ選んで実行させることもできますが,説明が横道に入り,分かりにくくなるので今回は説明を省きます。
 
(4) 今回触れなかった操作
 次回以後,個別の成績物の入力枠の作成・集計・貼り付け,計算式の作成を説明していきます。そして自由自在に使いこなしていただけるようにしていく予定です。併せて評価に伴う諸問題についても取り上げていきます。よろしくお願いします。
 
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